だいたいゲーム

多分ゲームしてます。ゲームが好き。 好きの域を出ない。 ゲーム全般は嗜まない。

とっても東京【Ghostwire: Tokyo】

6/23-7/7までsteamのサマーセールの案内メールが届き、さてちょうどやっていたゲームも一段落したしなにか買うかとザッとウィッシュリストを見たところ「Ghostwire:Tokyo」が50%off

えっ早くね?この前(2022年3月)に出たばっかじゃん

最初のセールもかなり早かったようだけど半額落ちまで半年経ってないとは。。。。

初動セールスよっぽど悪かったんだろうか。

まあかくいう私も初見の動画とかがパッと見がショボく見えたこともあり見送ってたんですけど。

ざっとレビューを見てもそこまで悪い作品には思えないので購入してプレイ。

とっても楽しい。

前回の記事のゲームに比べて操作で苛つかずサクサク移動してプレイできるってだけで快適。

(でも最近のゲームはこれに限らず全部初期のマウスセンシが高すぎて画面がブルンブルン動いて調整必須なのはなんなの)

事故死?した?暁人くんの体を乗っ取ろうとした死んだばっかりっぽい霊のおじさんとの東京妖怪探索が楽しい。

渋谷の街並みがかなり忠実に再現されている。とは言っても私はど田舎在住で渋谷など2・3回しか行ったことはない。しかし、日本在住者として違和感のない街づくりとなっていた。

こうした町中の看板などの文字が他の海外ゲーム会社が作るナンチャッテジャパンのあり得ないヘンテコなものは一切なく、実在の企業や店を捩ったものやいかにもありそう!な名前になっている。

アジアを全部適当にひっくるめたような日本像が大多数を占める中それだけで感動してしまった。

ディティールもちゃんとザ・日本

(言っちゃなんだが海外AAAゲーム会社に買収されたAT○ASが作ったデビ○マ新作かな?って感じだなーって思ってた)

それもそのはず、元々は日本のゲーム会社で買収されベセスダのゼニマックス傘下となったTangoGamewaorksのお仕事。

途中の霊的干渉演出なんかサイコブレイク感があった。いや私サイコブレイクやったことないんですけどホラーは駄目。

 

 

出てくる敵はマレビトという人々の悪意や不安やらの擬人化で歪だけど人の形なのがほとんど。

で、アクセント的に中立存在として妖怪がほんの数種類出てくる。

街の中はすべての生きとし生ける人間は瞬間的に消され衣服だけがその場に残されているだけ。なぜか犬・猫・カラスだけは普段どおり生きている。

もちろん犬・猫とは交流可能。最近当たり前のように。

しかし犬が柴犬しか存在しないのは違和感だった。茶・黒・白。全部芝。

そりゃ日本の犬で人気ではあるけど東京の渋谷で飼われている犬種はもっと他にも色々いるだろ、とか。

猫はまあゲーム内で犬ほどアップでの触れ合いも少ないし路上うろうろしてるのは短毛種だろうなくらいな認識なのでこんなもんかな、くらい。

ちょこっと珍しいカラー付き柴犬

まあとにかく、精度の高い渋谷の町中を最初はビクビク、いずれウロウロ、やがて上下にビュンビュン飛び回りながらストーリーを進めていく。

序盤を終え、スキルを開放し好きなようにビルの上を移動できるようになると本当に楽しい。

あの上に登りたいなー・・・ちょっと調整して、ぴょーんと行ける。

 

街の中は人間は一切いないがマレビトがポツポツと徘徊していてポイント毎に戦闘が必要になる。

が、何も全部真正面から戦う必要はなく遠くから弓でチクチクしてやればステルスkillしまくれるのだ。楽。

もっとも真正面からの戦闘も中盤までのスキルが揃っていない状態では辛いがその後は敵の種類も少なく動きも単調なので普段からアクションゲームをやっているような人なら不満に思う程度には楽。

そう、このゲーム、不満に思っている人の多くは戦闘がつまらん、ってところだ。

ボスもまあそんな詰まるような小難しいやつは一切いない。

どーんとやってパリーンだ。

とはいえ戦闘に面白さとか小難しさを求めるのはエルデンリングやセール中の隻狼をやればいいのでこれには求めない。

お手がる爽快にさっさと終わる戦闘、それもまた良いものだ。私は好き。

とはいえそんな便利に敵を屠れるスキル技は主人公あきとくんに取り付いてるおじさんKKが居て初めて成り立つもの。途中KKおじさんが強制的に離脱する場面があるけどもうそうなると途端にさっきまで適当にやっつけてたマレビトが怖くなる。

k-popアイドルみたいな暁人くんに比べて人相が怖いKKおじさん。

このKKと暁人の掛け合いが終始続くんだけど聖人のごとき優しさがある今どきの暁人は最初は混乱し喚いているけどそのうち収まる、KKおじさんはツンデレの権化で基本ツンケンしてるけれども・・・・。

Ghostwire:Tokyoは全6章のストーリーになっているけれど(5・6はほぼ同梱)4章あたりはデレ発動してるので、普段の掛け合いがちょっとおもしろい。

そして最後はほんといいコンビだったとゲームを終えるのが寂しくなる。

 

で、なによりこのゲーム、探索ゲーム。というか、霊魂集めゲーム。

ここが好きな人は好きなやつ。

日本の渋谷区だけしか行けないけれどストーリー以外は好きなとこウロウロできるので観光もできるしそのうち霊魂の場所を察知できるアイテムを手に入れられるのでサクサク集めてびゅんびゅんビルの上とか飛んで・・・・気付けば30時間は経っていた。

ここを進めばもう戻れないだろうなというのはだいたい分かるしゲーム内で警告も出るので全部集め切らないのに最終に行っちゃったというのはあまりないはず。

まあ私は1周目「百鬼夜行を打破しないと集まりきらない」というのを理解できずに最序盤にKKに「奴らに見つかるな!」という教えを守り通したので集まらずに「バグ?????なんで????」ってなってそのままクリアしたんですけど・・・・。

そんなやつそうそう居ないですよねぇ多分。

各地に点在する鳥居を浄化することでその周辺の情報(霊魂の集まり具合、捜し物の数)がマップ上で鳥居に出るようになるので他のこの手のゲームに比べるとアイテム探しのストレスが少ないように思います。(でも地下と百鬼夜行と籠目だけ別計算、マップをデフォから表示最大にしないと出て来ない)

 

で、1周目は40時間。取り逃し実績埋めの2周めは28時間でした。

ストーリーが終わり収集も終わればやることもなくなってしまうタイプ。DLCが予定されているかもこのセール速度だと微妙。

でもこのリアルでありながらサイバーパンク感のある東京・渋谷を縦横無尽に巡りサクサク敵を倒し年の差バディとの不可思議ストーリーを追うのはなかなかに楽しかった。

良作。

まああまり海外の評判は低くても仕方ないかも。ある意味リアルな日本過ぎて日本かぶれ日本贔屓じゃないと何が良いの?みたいなとこありそう。かと言って日本人に必ず刺さるわけでもない。まあやってみないとねぇ